今度先輩サイクリストさんと一緒に走ることになったの!
楽しみだわ〜
初めてのグループライドですね?
だったらハンドサインについて予習しておくとスムーズにライドできると思いますよ!
ハンドサイン??
初心者さんは無理してハンドサインを使う必要はありませんが、先輩サイクリストさんが出してくれるハンドサインの意味がわかっていた方が安全に走れますよ!
※公道を走る際、自動車に向けた合図として使う場合もありますが、この記事ではロードバイク同士のコミュニケーションとしてのハンドサインを取り上げます。
この記事のポイント
- ハンドサインとは、進路や道路状況を後続に知らせるために手で合図すること
- ハンドサインを理解することで、自分や周りの人の安全を守ることができる
ハンドサインとは
ロードバイクには、自動車のように方向指示器やブレーキランプがついていません。
集団で走っているときに、
- 自分の意図(減速する、左折するなど)
- 周囲の状況(落下物、障害物があるなど)
を後続に知らせるために、手を使って表現する合図の事をハンドサインと呼びます。
「まがるよー」とか「止まるよー」とか声をかけあってもいいのですが、ロードバイクに乗っていると、自動車や風の音で声が届きづらいので視覚的に合図を送る方が確実だったりします。
ハンドサインを出す時は、一時的にどちらかの手をバイクから放すことになるので、バイクコントロールに不安のある初心者さんが無理に行う必要はありません。
落車の原因にもなるからね。
まずは安全に確実に走ることの方が優先だよ
初心者時代に先輩サイクリストさんが後ろを走ってくれていた時、「ちゃんと前の様子も見てるから無理してサイン出さなくても大丈夫だからね」って声をかけてもらったなぁ
しかしながら、前を走る人が出すサインの意味は理解しておくことで、次の行動の準備(進路変更や減速・停止など)ができます。
つまり、ハンドサインを覚えることで、安全に快適に走ることができるのです。
ハンドサインの種類
ハンドサインは大きく分けて3つの意思を伝えます。
- 進路を示す
- 速度低下・停止を知らせる
- 道路状況の伝達
それぞれ詳しく見ていきましょう。
進路を示す
左折する場合
左手を左に指します。
右折する場合
右手を右に指します。
ただし、信号のある交差点では自転車は二段階右折をしなければなりません。
二段階右折するハンドサインは、
- 右手で2(ピースサイン)を作ってそのまま右を指す(2+右折=二段階右折という意味)
- 人差し指を下に向けて(地面を指差して)円を書く(交差点を渡ったら右を向くという意味)
などがあります。
速度低下・停止を知らせる
前方の信号が赤になった時や、一時停止、渋滞などで走行速度を落とす場合がありますよね。
その時に使うハンドサインは、
右手を背中あたりでグーパーグーパーします。
または、右手のひらを下に向けて上下させるやり方をする人もいます。
ゆっくり〜ゆっくり〜と念を込めます
停止する場合
右手のひらを後方に向けて制止するようなイメージで合図します。
道路状況の伝達
道路に落し物やゴミ、道路の亀裂など進路を妨害するものがあった場合、障害物を人差し指で指して後方に教えてあげます。
誤って踏んでしまうと、落車やパンクの原因になります。
進行方向に障害物があり右または左に寄る場合
路上駐車などで左側を通行できない場合、少し右側に寄って避ける場合に使います。
右手で壁を押すようなジェスチャーをします。
左に寄る場合は逆に左手で壁を押すようなジェスチャーをします。
ハンドサイン補足情報
ローカルルールがいっぱいあるらしい
あれ?ニャー達は停止する時グーパーするにゃ
実はハンドサインってローカルルールがいっぱいあるらしい。
この記事ではあま子とカラオが使っているハンドサインを紹介したよ。
合図が多少違っても、大事なことは危険を相手に伝えること。
初めて一緒に走る人とはハンドサインの確認をしておくといいかもね!
手が離せない場合
- 急な状況変化で急ブレーキをかける時
- 下り坂でブレーキから手が離せない時
- 初心者で手が離せない時
など、ハンドサインをする状況にないときってありますよね。
そんな時は、大きな声で「ブレーーーキ!!」と叫びます。
まとめ
- ハンドサインとは、進路や道路状況を後続に知らせるために手で合図すること
- ハンドサインを理解することで、自分や周りの人の安全を守ることができる
- なにより大切なことは「相手に危険を伝えること」。誰かが怪我するとせっかくのグループライドが楽しいだけではなくなってしまいます。みんなで安全に楽しく走れるよう、協力し合うことが大事だと思います。