ニュースで自転車に乗るには保険にはいらなきゃいけないって聞いたんだけど、どんな保険がいいかしかしら?
愛車の盗難が心配。
落車してケガしたら治療費が心配。
ロングライド中に機材トラブルが起きたらどうしよう。
心配がいっぱい。
ロードバイクに乗るとき、心配なことはたくさん。
そんな不安を少しでも和らげる方法をまとめました。
ロードバイクに乗るうえで心配なこと
事故を起こして相手にケガをさせてしまうこと
いくら自分が気をつけていても、事故は起こることがあります。
相手にケガをさせてしまい、損害賠償を請求されたら・・・??
いくら請求されるの・・・??
心配ですね。
事故や落車で自分がケガをすること
上記と重複しますが、事故が起きたときにケガをするのは相手だけではなく自分自身もあります。
ケガをして病院での治療費などいくらかかるの・・・??
心配ですね。
外出先での機材トラブルなどにより自力で帰宅できない
ロードバイクは、初心者さんでも10kmは走れてしまいます。
自転車が壊れて乗れなくなった場合、歩いて帰ることになります。
ロードバイクではあっという間の10kmでも、徒歩の10kmは正直キツいです。
ましてや、壊れた自転車を持って10km歩く。。。
辛すぎる!
タクシーを呼べたとしても自転車は積めるのでしょうか??
心配ですね。
バイクが盗難にあったり落車などで壊れてしまうこと
ロードバイクに乗ってお出かけした際、休憩や食事でお店に立ち寄ることがあるかと思います。
ロードバイクは大変高価なので、鍵をしていても盗難に遭うこともあります。
また、ひどい落車をしてロードバイク自体が壊れてしまったら・・・??
買い直し?
繰り返しになりますが、ロードバイクは大変高価なのでよほどのお金持ちでない限り、
何度も何度も購入することは金銭的に厳しいと思います。
盗難・破損。
心配ですね。
心配事は保険でカバー!
そもそも、「保険」とは、、、
保険(ほけん)は、偶然に発生する事故(保険事故)によって生じる財産上の損失に備えて、多数の者が金銭(保険料)を出し合い、その資金によって事故が発生した者に金銭(保険金)を給付するための制度。
引用:Wikipedia
つまり、同じ心配事を持っている人たちでお金を出し合い、その中で不運にも事故が起きてしまった人に必要な助けを行うというもの。
みんなでお金を出し合うことで、万が一の時に大きな補償を受けられるメリットがあります。
デメリットとしては、事故が起きなくても払った保険料は戻ってこないことが多いこと。(契約による)
ロードバイクに乗ってお出かけしたりレースに出たりすると、上記のような様々な心配事があるかと思います。
そんな心配事が起こってしまったとき、大きな助けになるのが「保険」なのです。
逆に、心配事がなければ保険は必要ないってこと?
必要以上に加入することはないね。
例えば、外出先で機材トラブルがあっても自分で直せる人や、身近に迎えに来てくれる人がいる場合はロードサービスはいらないよね。
でも各自治体の条例で、主に加害事故を起こした時に被害者側に補償できる保険(個人賠償責任補償)に加入するように定められているところが多いよ!
その地域を通るにも保険の加入が必要だからね。
住んでいる自治体で義務化されていなくても、遠征する時とか注意が必要だね!
つまり、まとめると
ということですね!
次は、心配事をカバーしてくれる補償にはどんなものがあるのかみていきましょう!
相手への補償は「個人賠償責任保険」で備える!
個人賠償責任保険とは、日常生活で他人に対してケガをさせたり、物を壊したりして賠償が発生したときに、損害を補償する保険です。
この個人賠償責任保険のみに加入することはできないため、自己所有の場合の火災保険や傷害保険、自動車保険などの「特約」として加入します。
既に火災保険や自動車保険に加入している人はもしかしたら個人賠償責任保険特約をつけているかもしれないね!
自転車用に別に加入する必要はないから保険証券を確認してみよう~
なお、自治体で加入を義務付けている保険はこちらの保険です。
(自転車利用者の自転車損害賠償保険等への加入等)
第二十七条 自転車利用者(未成年者を除く。以下この条において同じ。)は、自転車の利
用によって生じた他人の生命又は身体の損害を賠償することができるよう、自転車損害
賠償保険等に加入しなければならない。
引用:東京都自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例(令和2年4月1日施行)
加入の義務があるのはわかったけれど、いくらの補償が必要なのかしら?
東京都の交通安全課に問い合わせたところ、いくらの保険に入らなければならないという規定はないそうです。
ただ、これまでに起きた自転車による事故の損害賠償の判例をみると、1億円の補償はあるとよいのではないかとの回答でした。
判決認容額(※)
事故の概要
9,521万円
男子小学生(11歳)が夜間、帰宅途中に自転車で走行中、歩道と車道の区別のない道路において歩行中の女性(62歳)と正面衝突。女性は頭蓋骨骨折等の傷害を負い、意識が戻らない状態となった。( 神戸地方裁判所、平成25(2013)年7月4日判決)
9,266万円
男子高校生が昼間、自転車横断帯のかなり手前の歩道から車道を斜めに横断し、対向車線を自転車で直進してきた男性会社員(24歳)と衝突。男性会社員に重大な障害(言語機能の喪失等)が残った。(東京地方裁判所、平成20(2008)年6月5日判決)
6,779万円
男性が夕方、ペットボトルを片手に下り坂をスピードを落とさず走行し交差点に進入、横断歩道を横断中の女性(38歳)と衝突。女性は脳挫傷等で3日後に死亡した。(東京地方裁判所、平成15(2003)年9月30日判決)
5,438万円
男性が昼間、信号表示を無視して高速度で交差点に進入、青信号で横断歩道を横断中の女性(55歳)と衝突。女性は頭蓋内損傷等で11日後に死亡した。(東京地方裁判所、平成19(2007)年4月11日判決)
4,746万円
男性が昼間、赤信号を無視して交差点を直進し、青信号で横断歩道を歩行中の女性(75歳)に衝突。女性は脳挫傷等で5日後に死亡した。(東京地方裁判所、平成26(2014)年1月28日判決)
(※)判決認容額とは、上記裁判における判決文で加害者が支払いを命じられた金額です(金額は概算額)。上記裁判後の上訴等により、加害者が実際に支払う金額とは異なる可能性があります。
自分のケガは「傷害保険」で備える!
傷害保険は、急激・偶然・外来の事故でケガなどを負い、その結果、入院・通院したり、後遺障害が生じたり、死亡した場合に保険金が出る保険です。
病気とケガでの入院・手術を保障するものを「医療保険」といい、傷害保険は医療保険よりも簡単な審査で入ることができます。
外出先でのトラブルは「ロードサービス」で備える!
ロードバイクで外出中、
- パンク
- スポーク折れ
- チェーン切れ
- 落車などによる破損やケガ
など、帰宅困難となったとします。
公共交通機関を利用したくても、輪行袋を持っていないと利用できません💦
自転車が事故や故障等により自力で走行できなくなってしまった場合に、迎えに来て希望の場所まで送ってくれるのがロードサービスです。
自動車でいうJAFのようなサービスですね。
火災保険や自動車保険には自転車特有のロードサービス特約はついていないことが多いので、ロードサービスを利用したい方は専用商品の検討をオススメします!
ロードサービスの備えも心強いけれど、
- パンクやチェーントラブルは修理セットを持っていれば直せる
- 定期的にショップで点検を受ける
- 粋がった走りをしない(粋がると落車する)
など、自分でできる備えを怠らないことも大切だよね(`・ω・´)b
バイクの盗難は「盗難保険」で備える!
ロードバイクなどのスポーツ自転車に乗るサイクリスト621名を対象に、スポーツ自転車の盗難に関する実態調査の記事がありました。
この調査によると、
- 盗難に遭ったことのある人は約半数
- 被害にあったものは自転車本体が多数
- 高価な自転車ばかりが被害に遭っているとも限らない
- 約8割は発見されない
などなど、悲しい事実が綴られています。
また、誰しもが被害に遭ってしまう可能性があることが読み取れます。
愛着のある自転車が心ない誰かに盗まれてしまうのは耐えがたい悲しみ(>_<)
愛車は戻ってこないけど、保険に加入しておくと購入金額に応じて補償してもらえます!
破損にも対応してます。
ロードバイクでおすすめの自転車保険
個人賠償責任補償が最低1億以上補償されていてるオススメの保険をまとめてみました!
○:補償される
×:補償されない |
相手への補償
(個人賠償責任保険) |
自分のケガ
(傷害保険) |
外出先でのトラブル
(ロードサービス) |
盗難・破損対策
(盗難保険) |
その他 |
au損保 |
○ |
○ |
○ |
× | 家族も一緒に補償されるプランあり |
ZuttoRide | ○ | × | ○ | ○ | 車両毎に保険を掛けるタイプ |
LINEほけん | ○ | ○ | × | × | 個人賠責は家族もOK |
「au損保」 手厚い補償のオールラウンダー
携帯電話でおなじみauの保険です。
(もちろんNTTドコモユーザーやソフトバンクユーザーなどでも加入できます)
ブロンズ、シルバー、ゴールドの3種類のコースがあり、自分に必要な補償を選べます。
すべてのコースにプレミアムのロードサービス(50km・年間4回まで無料搬送)がセットているのがうれしいポイント。
ただし、ロードサービスカーには原則、人は同乗できません。
保険料は月額340円~
「ZuttoRide」 ロードサービスならこれ!
オートバイ専門ロードサービス20年以上の実績のある会社がそのノウハウを行かし「CycleCall」という自転車向けの保険を販売しています。
無料搬送が年4回ついており、プランによって運んでくれる距離が長くなる+自転車賠償責任保険を付けることができます。
最大100kmまでなので、au損保のロードサービスの50kmでは不安な方は検討してみてはいかがでしょうか。
100㎞のロードサービスなら往復200㎞のライドにも対応できるんだね!
カラオはau損保に加入していたけど、近頃は一回の走行距離も伸びたしCycleCallに乗り換えようかな?
保険料は年額3,400円~
ロードサービスのみの契約ができるので、個人賠償責任保険は別で加入している方が+αで加入するのもオススメ!
ZuttoRide では盗難保険もあります。
「LINEほけん」 安さ手軽さNO.1!
LINE利用者なら、LINEアプリから簡単に加入することができ、保険料は月額100円のお手頃価格です。
この価格でケガの補償(入院日額2,000円)まで付いているので驚きです!!
手軽さと安さを求める方にはぴったりの保険だと思います!
※LINEアプリのインストールされた端末でアクセスしてください
まとめ
- ロードバイクに乗るとき心配なのは相手にケガをさせる、自分がケガをする、外出先での機材トラブル、盗難・破損。
- そんな心配事には「保険」で備える!
- 保険は掛け捨てなので、自分に必要な補償を必要な分だけ契約することが大切。
※この記事の内容は2020年10月執筆当時のものです。加入の際は約款等十分理解の上、ご自身の責任においてお願いいたします。