馴染みのお店で今大注目のTARMAC SL7が試乗できたので、早速試乗してきました!
スペックなどの詳細は、他の記事に任せるので、こちらでは印象を心の声全開で書いていきたいと思います!
TARMAC SL7 EXPERT UDI2 試乗!第一印象は。。。?
TARMAC SL7 EXPERT UDI2は、FACT 12r Carbon(軽くて硬いカーボン)を使用したS−WORKSにつぐ、セカンドグレードです。
カーボンのグレードを落とした(FACT 10r Carbonを使用)分、重量が若干増えてます。
フレームで1000弱くらい?っぽいです。
S−WORKSの価格(フレームセットで60万円、完成車で140万円超)を考えると、普及モデルになるグレードかと思います。
試乗した第一印象としては、まさに、軽くて硬くて軽快な、でも全体のバランスの整ったとても良いバイクでした!
特に軽快さはかなり印象的です。
- 思い切りペダルを踏んだときのリニアな加速感の良さ
- ダンシングでのバイクの切り返しやすさ
- コーナーへ切り込んでいけそうな感覚
世代が1つ更新されても、やはりTARMACでした。
人によってはヒラヒラしすぎと思われるかもしれないほどの軽快さです。
VENGEがラインナップから消え、VENGEとTARMACの2モデルが統合されたことから、もっとVENGEに寄った乗り味になっているだろうと思ってました。
でも、その予想はまったく違っていました。
SL7は、そのTARMACらしさをもったまま、さらにその他の要素を洗練させた感じでしょうか。
日本のアマチュアレースでは、TARMACよりVENGEが高く評価されているので、TARMACユーザーとしてはSL7のTARMACらしさにうれしくなりました。
SL6との比較
カラオはリムブレーキのTARMAC SL6を乗っているのですが、印象はかなり似ています。
SL6と比較すると、扱いやすいバイクになった印象です。
前後のバランスがいいので挙動も扱いやすく、快適性も悪くない印象を受けました。
ただ、扱いやすいと感じたのは、普段からSL6に乗っているからかもしれません。
あくまでもSL6のバランスを整えたという印象です。
試乗したEXPERTグレードはS−WORKSと剛性は合わせているとのことですが、重量増もあり、若干マイルドになっている(すでにS−WORKSに乗ってる店員さん談)ようなので、グレードの違いもあるかもしれません。
扱いやすくなった分、一踏みごとの加速感は若干おとなしくなったと思います。
SL6はペダルを踏みこんだ瞬間に加速して、ペダリングのつなぎ目で減速して、再度踏み込んだタイミングで加速する、というのがはっきりわかるレベルですが、SL7はそれよりは若干スムーズに加速するように感じました。
VENGEの進化系を求めて乗ると、違う乗り物ですが、そういう意味ではVENGEの乗り味に寄った部分はあると思います。
cannondale SUPERSIX EVOとの比較
同じ北米系メーカーのエアロをうたった軽量オールラウンダーであるEVOと比較すると、EVOの方が圧倒的に直進性にふってます。
EVOについてはこちらの記事もどうぞ↓
今乗っているEVOが
- コンポが105
- カーボンホイールのいいもの
試乗したものは
- コンポがアルテグラDi2
- ホイールがアルミのローハイトのもの
車体重量自体は同程度(8キロ前後?)でした。
価格帯でも競合になると思いますが、軽快さではTARMACの圧勝です。
走りの軽さにびっくりしました。
ただし、まっすぐ走らせるには、きちんと意識する必要があるバイクです。
安定性ではEVOの圧勝です。
意識しなくてもまっすぐ走ってくれますが、踏み込んでから加速するまで若干のタイムラグを感じます。
個人的な印象ですが、
TARMAC向きな人
- バイクコントロールと脚力に自信がある
- クリテリウムを積極的に走りたい
- 1〜2分の上り坂をゴリゴリ走りたい
- 鋭いアタックで集団を置き去りにしたい
EVO向きな人
- 長い距離を安定したペースで走りたい
- ペースの上げ下げの大きくないようなレース(エンデューロなど)を走りたい
- レースの集団走行で踏むことに集中したい
こんなイメージを持ちました。
まとめ
- SL7は軽くて硬くて軽快な、でも全体のバランスの整ったとても良いバイク
- SL6のバランスを整えたという印象
- TARMAC好きにはたまらない!