近頃寒くなってきたね。
秋は朝晩と昼間の気温差があるし。
冬は寒いし。
ライドの服装がむずかしい時期になりましたね。
そんな秋冬のライドにおすすめのアイテムがあります!
今回は、新たな選択肢としてパッド無し冬用タイツについて紹介します。カラオも愛用中です!
ロードバイクウェア用語(ボトムス)
まずは、ロードバイクウェア(サイクルジャージ)用品の呼び方について整理しておきましょう。
ビブショーツ
「ビブ」とは、本来、よだれかけやエプロンの胸の部分を指す言葉らしいのですが、ロードバイク界隈では肩ひもが装着されたサイクルウェアのことを言います。
「ショーツ」は裾丈の短いズボンのこと。
つまり、「ビブショーツ」とは、肩ひもがある短いズボンのことです。
単に「ビブ」と呼んだり、「サイクルパンツ」や「レーシングパンツ(レーパン)」などとも呼ばれています。
股の部分に、サドルからの衝撃を軽減する発泡ウレタンなどでできたパッドが装着されています。
ビブショーツにも2パターンあり、一般的な春夏用のビブショーツと、
裏起毛素材などを使った秋冬用のビブショーツが存在します。
冬用ビブショーツは、数は少ないですが、アソス、ラファ、国内メーカーではサンボルト、パールイズミにラインナップされています。
ビブタイツ
ビブショーツが半ズボンならば、ビブタイツは長ズボンです。
一般的なのは、冬用使用されるあったか仕様の冬用ビブタイツです。
女性など日焼けが気になる方は薄手の夏用ビブタイツを使用する場合もあります。
こちらも股の部分に、サドルからの衝撃を軽減する発泡ウレタンなどでできたパッドが装着されています。
レッグウォーマー
ビブショーツと合わせて使用して、脚を保温します。
簡単に脱ぎ着できるので、季節の変わり目に活躍します。
カラオが愛用しているレッグウォーマーはビオレーサーのものです。
パッド無し冬用タイツ
読んで字のごとく、冬用タイツでサドルからの衝撃を軽減するパッドが付いていないものです。
馴染みのない方も多いのではないでしょうか。
パッド無し冬用タイツはラインナップしているメーカーはほとんどない圧倒的マイナー商品。
ビブ部分がある、無しで2種類あります。
具体的には後程紹介しますが、このような商品です。
使い方は簡単。
パッド無し冬用タイツは夏用、または秋冬用ビブショーツの上から重ね履きするだけです。
パッドがないので、そのままバイクに跨ることはありません。
パッドのついたショーツ類と一緒に使用します。
愛用している方があまりいないパッド無し冬用ビブタイツ。
存在さえ知らない人が多いのではないでしょうか。
カラオは数年前から使用していて、使い勝手がよいのでオススメしたい!!
どんなときに活躍するのか解説します!
パッド無し冬用ビブタイツをオススメする理由
①とにかく防寒力が最強
真冬の選択肢は主に2つ。
- 冬用ビブタイツで1枚で過ごすという、冬の定番スタイル
- 冬用ビブショーツにレッグウォーマーを重ねるスタイル
どちらも暖かさは確保できますが、パッド無し冬用ビブタイツがあると更に暖かいスタイルを選べます。
それが、冬用ビブショーツとパッド無し冬用ビブタイツを重ね履きするスタイルです。
冬用ビブタイツ一枚よりも、冬用ビブショーツにレッグウォーマーを重ねるスタイルよりも、体幹部分の枚数が1枚多いです。寒さを感じやすい下腹部などが保護されており、暖かさを維持しやすいです。
②レッグウォーマー並みにコンパクト
パッド無し冬用タイツは、コンパクトになる性質から、厳冬期以外も活躍します!
晩秋や、初春の晴れの日は朝晩の気温差が大きかったりします。
それに加えて、ヒルクライムでの上りでは暑いけど、下ると震えるほど寒い、というのはよくあるシチュエーションだと思います。
そんな時によく使う選択肢といえば、
といったスタイルかと思います。
早朝や日が暮れると少し肌寒い時期には、お守りとしてレッグウォーマーを背中ポケットやサドルバッグに忍ばせておくと安心です。
そこからさらに寒さが一歩進んだ時期は、パッド無し冬用ビブタイツがおすすめです。
夏用ビブショーツと組み合わせることで、厳冬期以外はカバーできます。
思ったよりも気温が上がってきて、上りで暑くなってしまったら、すぐ脱いでしまいましょう!
パッドが無く比較的コンパクトにまとまるので、冬用ジャージ(ジャケット)のポケットに入れることができます。
大き目のサドルバックがあれば、余裕です。
↓の写真をご覧ください。
左からボトル、ビオレーサーのレッグウォーマー、アソスのパッド無しビブタイツです。
大きさとしては、レッグウォーマーより少し大きい程度でしょうか。
レッグウォーマーとパッド無しビブタイツがあれば大体の季節はカバーできることでしょう。
③ヒルクライムの下山荷物として
パッド無し冬用ビブタイツはヒルクライムの下山装備としてもおすすめです。
ヒルクライムはスタートとゴールでは標高差が大きく、頂上は寒いです。
しかし、スタートから頂上までのヒルクライム中は、暑いので夏用ビブショーツで上ります。
そのため、下山用荷物を大会主催者側がスタート地点から、ゴール地点まで運んでくれることが多いです。
開催時期、標高によって夏用ビブショーツ+レッグウォーマーでは寒いこともあり、その場合は冬用ビブタイツで下山したくなったりすると思います。
そうなると、着替えるスペースが必要です。
着替えスペースのある大会は増えていますが、大規模大会になればなるほど、着替えスペースは混みやすく、若干の煩わしさを感じることもあるでしょう。
そんな時、パッド無し冬用ビブタイツであれば、夏用ビブショーツの上に重ね履きするだけでよいので、着替えスペースに入る必要はありません。
レッグウォーマー同様に履くだけで、気軽に冬用ビブタイツ同様の暖かさで下山することが可能です。
パッド無し冬用タイツ オススメ3選!!
SEYMOUR TIGHTS(7Mesh(セブンメッシュ))
もともとは、この商品の一世代前のものを使用していました。(富士ヒルの際に現地に忘れて帰ってきてしまってまして、、、)
保温はもちろん、撥水性もあり、冷たい雨の日にも活躍してくれました。
7Meshは縫い目にこだわりのあるメーカーみたいで、この商品も縫い目は薄く作ってあり、履いたときの縫い目の擦れなどの違和感は感じませんでした。
しかも比較的安価で性能もかなり満足してました。
ただ、このメーカーを扱っているショップが少なく、且つ、日本のメーカー在庫も極小で、希望のサイズがなかなか手に入りにくいのが難点です。
オンラインショップでは、公式サイトのほかにTOKYOlifeというサイトでも7MESHの商品の取り扱いが少しあります。(今回紹介したタイツの取り扱いはありません。。。)
興味のある方はのぞいてみてください。
MILLE GT WINTER BIB TIGHTS(ASSOS)
7meshを現地へ置いてきてしまったため、最近買ったのがのこ商品です。
上で写真を載せたのは、アソスの商品です。
ハイエンドウェアとして有名なアソスなだけあります。生地が柔らいのでごわつかず、よく伸び、履き心地・フィット感共に抜群でした!!
ビブ(肩ひも)が付いているのでずり落ちる心配もありません。
メーカーの説明ではレギュラーフィットとのことですが、以前使用していた7meshよりもタイトです。一般メーカーのレースフィットといっていいレベル感だと思います。
それでも履いて、いやなツッパリを感じないのが、さすがアソスというとことでしょうか。
厳冬期はこれからですが、暖かさについても心配してません。
ウィンドブレーク ハンディ タイツ(パールイズミ)
防風性と保温性と動きやすさを兼ね備えた素材「ウィンドブレーク®」を採用した5℃対応のパッドがないタイプのタイツです。パッドがないので、夏用のパンツやインナーパンツに重ね着ができる便利な1着です。
さすがのパールイズミ、リーズナブルな価格で珍しいタイプの商品をラインナップしています。
まとめ
- パッド無し冬用ビブタイツは防寒力最強!お腹が冷えにくいです。
- パッドが付いていないので、小さくコンパクトになります。
- 冬のライドウェアの新たな選択肢としてオススメ!