こないだ街で見かけたロードバイク乗っているがレッグウォーマー使ってたんだよね。
にゃーも買った方がいいかな?
便利にゃの?
絶対必要ではないけれど、あると便利なのは確か。
朝は寒いけど日中は日差しがあると暖かい日もあるしね。
そんな日にも柔軟に対応できるよ。
詳しく解説するよ!
この記事のポイント
- アームウォーマー&レッグウォーマーがあると、気温差にも対応できる。
- 各メーカーが競って高機能素材を開発している。
冬用アームウォーマー&レッグウォーマーの必要性
朝晩の気温差に対応
例えば、2020年3月21日の天気を見てみましょう。
東京 最高気温21.0℃ 最低気温 7.6℃。
大阪 最高気温18.4℃ 最低気温 7.7℃
寒暖差10℃以上です。
朝早くライドに出掛けて、お昼ごはんを食べ、夕方帰ってくる、というパターンで、
朝の気温に合わせてウェアを選ぶと、、、
朝は寒いから裏起毛ウェアに冬用インナー着て厚着していこう!
これなら寒くてもへっちゃらよ!
日差しが出てきたし、頑張ってこいだら暑いぞ?
汗かいてきた。。。
汗が冷えて寒い😨
早く帰りたい。
一方、気温に合わせて脱ぎ着できるようなアームウォーマー&レッグウォーマーを使うと、
今日は、日中気温が上がるみたいだな。
ビブタイツじゃなくてビブショーツにしよう。
朝は冷えるからレッグウォーマーで防寒だ!
日差しが出てきて暑くなってきたな。
この先激坂だしレッグウォーマーを脱ごう。
日が傾いていたらまた気温が下がってきたな。
レッグウォーマーを履こう。
このように、朝から夕方まで長時間ロードバイクで出かける時は、アームウォーマーやレッグウォーマー、その他にも上着などの衣類で体温調整できることが重要になります。
体温調整がうまくできると
- オーバーヒートせずパフォーマンスが向上
- 汗や冷えによる集中力の低下の防止
- 疲労の軽減
につながります。
なによりも季節のいい春秋だからこそ気持ちよく走りたい!
ヒルクライム時の下山用防寒具として
ヒルクライムすれば、ダウンヒル(下山)はつきものです。
山など標高が高い場所は、麓よりも寒いです。
「標高が100m高くなると、気温は約0.6℃下がる」
さらに、「風速1mで体感温度が1℃下がる」といわれています。
例えば、有名な「富士ヒルクライム」のレースコースでは、
標高差1270mあるそうです。
ということは、スタート地点とゴール地点の温度差は約7℃あります。
加えて、下りでスピードも出ます。
難しい計算は省きますが、ゆ〜〜っくり下っても5℃以上は体感気温が下がります。
標高差+体感気温=10℃以上変わるのね
ヒルクライムのレースならば、下山用の荷物を運営側に預けることも可能ですが、
プライベートで上るときは自分で防寒具を持っていかなければなりません。
冬用のウインドブレーカーなどがあるのが理想ですが、上る時に邪魔にならないよう、ポケットに入るアームウォーマー&レッグウォーマーが重宝されます。
アームウォーマー&レッグウォーマーを選ぶポイント
カラオが考える選ぶポイントは、以下の通り。
- 素材
- 厚み
- ジッパーの有無
- 値段
- フィット感
値段やコンパクトになるのはなんとなくわかるけど、、、
素材?どれも一緒じゃにゃーの??
いやいや、
各メーカーが独自の素材を開発・採用しているんだよ。
特殊な高機能な素材を使うと暖いのに
薄くコンパクトになりやすくなるんだよ
素材
あったか素材としてよく見かける生地の特徴をまとめました。
メリノウール
メリノウールとは、オーストラリアやニュージーランドで飼育されているメリノ種という羊の毛のことです。
保温性、通気性がよく、ロードバイク用品のみならず、登山やアウトドア用品にもよく使われている素材です。
メリノウールが持つ天然素材の特性とライクラによる柔軟性と強度を共に備えるアクセサリーです。保温性能はもちろん、通気性、水分の素早い吸い上げと拡散力を持つこの速乾アイテムは、あらゆるコンディションに対応します。
引用:https://www.rapha.cc/jp/ja/shop/merino-arm-warmers/product/WAW02XXDNY
ロードバイク用品では「Rapha(ラファ)」で使用されています。
Therminal™ 生地
SPECIALIZEDの秋冬用商品に採用されている生地。
特徴は以下のとおり。
Therminal™(サーミナル)の生地の特徴
①保温性・透湿性・通気性を兼ね備える
②裏が起毛フリースでふわふわの肌触り
③熱くなりすぎず、一定の暖かさを保つ引用:https://www.specialized-onlinestore.jp/contents/blog/detail/527
GORE® WINDSTOPPER®
GORE社の製品に使われている生地です。
GORE-TEX INFINIUM™ WINDSTOPPER® グローブは、風をシャットダウンし、指にぴったりフィットするようにデザインされています。高い透湿性と耐水性も兼ね備えているので、自転車で坂道を下るときも、休暇前の用事を片付けるために街へ出かけるときも、このグローブによって、温かさと快適さを、より長く保つことができます。
引用:https://www.gore-tex.jp/technology/infinium/windstopper-gloves
上記はグローブの説明ですが、アームウォーマー&レッグウォーマーにも採用されている生地です。
耐水性、防風性、透湿性に優れています。
テンペスト
テンペストとは、ビオレーサーの製品に使われている生地です。
冬用のサイクルジャージやタイツに用いられる防寒素材で、起毛したマイクロファイバー層と表層が冷気から身体を守ります。撥水性、通気性、速乾性に優れ、着心地も快適な素材です。素材の表面ではなく繊維に水分を弾く処理を施しているため、繰り返し着用・洗濯しても撥水機能を長期にわたり持続するのが特徴です。
厚み
同じ素材でも厚みが違えば暖かさが違います。
真冬でも使うのか、春秋だけなのか、用途によって選びましょう。
ジッパーの有無
上記の必要性のテーマでも触れたとおり、アームウォーマー&レッグウォーマーは脱ぎ着することが前提となっていると言っても過言ではありません。
レッグウォーマーはジッパーがついているものの方が、脱ぎ着しやすいです。
ジッパーが無いものは、その分コンパクトになります。
脱いだ時は、ジャージのポケットやサドルバッグなどに収納するので、どこに収納するか、どの程度コンパクトにしたいかを考えて購入することをおすすめします。
値段
値段を決める要素は上記の、「素材」「厚み」が大きく関わってきます。
やはり、脱ぎ着して収納して走るという性質上、各メーカーはいかに暖かくてコンパクトになるかを競っています。(=上位モデルは値段が高い)
どの程度の暖かさ、コンパクトさを求めるかによって予算を決めましょう。
フィット感
ロードバイク用品は通販が多いです。
試着できる商品は限られていますが、店頭に置いてある情報があれば面倒でも一度試着することをおすすめします。
丈が長すぎたり短すぎたり、生地の質感など実際に触れてわかることも多くあります。
以前、カラオがレッグウォーマーを検討していた時に可能な限り試着してきました。
その時の情報も後ほど紹介します。
ちなみに、カラオのサイズは以下の通り。
身長 | 160cm |
体重 | 52.5kg |
股下 | 74cm |
大腿部(外周) | 51cm |
カラオは小さめサイズ
各ブランドのウォーマーを比較
カラオがレッグウォーマーを検討していた時に候補として上がったメーカーです。
Rapha(ラファ)
CLASSIC THERMAL ARM WARMERS(クラシック サーマル アームウォーマー)
サイズチャート | S | M | L |
上腕周囲 | ~25.5cm | 25.5~35.5cm | 35.5cm~ |
腕 | ~60cm | 60~65cm | 65cm~ |
CLASSIC THERMAL LEG WARMERS(クラシック サーマル レッグウォーマー)
サイズチャート | S | M | L |
大腿部 | ~51cm | 51~61cm | 61cm~ |
股下 | 76~81cm | 81~86cm | 91cm~ |
Raphaといえば肌ざわりがよいメリノウールの製品に定評があります。
そんなメリノウール製品の中でレギュラーのよりも少し厚手のメリノ混紡素材でできているのが、クラシック サーマルシリーズです。
内側が起毛パイルになっています!
- 素材 ◎ 肌ざわりよい
- 厚み ◎ クラシックサーマルでもそこまで厚くない
- ジッパー なし
- 値段 アームウォーマー税込6500円 レッグウォーマー税込9000円
原宿にある「Rapha Tokyo」で実際に試着しました。
カラオはSサイズでぴったりでした。
春秋に使うなら文句なし!
真冬には少し寒そう。
SPECIALIZED(スペシャライズド)
THERMINAL ENGINEERED ARM WARMER(サーミナル エンジニアード アームウォーマー)
THERMINAL ENGINEERED LEG WARMER(サーミナル エンジニアード レッグウォーマー)
サイズチャート | XS | S | M | L |
股下 | 72cm | 75cm | 77cm |
こちらは、2020年3月の新製品です。
今までの商品は、起毛のあるTherminal生地のパーツ縫い合わせて作られていて、どうしてもパーツ毎(関節部分など)に縫い目がありました。
しかし、新しい「Engineered」はチューブ状に編んだ継ぎ目のないニット生地になっているそうです。
(筒状にするための縦方向の縫い目はあり)
- 素材 ◎
- 厚み ? 現物未確認
- ジッパー なし
- 値段 アームウォーマー税込7150円 レッグウォーマー税込9350円
Sportful(スポーツフル)
NORAIN LEG WARMERS(ノーレイン レッグウォーマー)
サイズチャート | XS | S | M | L |
股下 | 80cm | 81cm | 82cm | 83cm |
*アームウォーマーもあるものの、サイズチャートも展開サイズも不明。
- 素材 ◯ 撥水機能あり 生地がちょっとゴワゴワして硬い感じ
- 厚み ◯ ラファよりは厚め
- ジッパー なし
- 値段 レッグウォーマーが税込6600円?くらいだったかな?
ワイズロード新宿ウェア館にてMサイズを試着させてもらいました。
(Sサイズの在庫はなかった。。。)
カラオにはMサイズは全体的にちょっと大きかったです。
cinelli(チネリ)
ITALO’79 ARM WARMER(イタロ79 アームウォーマー)
ITALO’79 LEG WARMER(イタロ79 レッグウォーマー)
他にはないデザインがいい!
実店舗で在庫を見たことないです、、、
そのため情報はほぼないし、機能的なところは全くわかならいのです。
- 素材 不明
- 厚み 不明
- ジッパー なし
- 値段 レッグウォーマー税抜8800円
GORE(ゴア)
GORE® WINDSTOPPER® ARM WARMERS(ゴア® ウィンドストッパー® アームウォーマー )
GORE® WINDSTOPPER®LEG WARMERSC3(ゴア® ウィンドストッパー® レッグ ウォーマー )
サイズ展開はS,M,L,XL,XXL。
サイズチャートは不明。
- 素材 ◎ GORETEXウィンドストッパーは冬用ジャージで愛用しており、品質は保証済み
- 厚さ ◎ この薄さでこの暖かさ
- ジッパー なし
- 値段 アームウォーマー6500円 レッグウォーマー10000円
すごく機能的に魅力的ですが、情報が少なく、実物を置いてあるところが見つけられなくて未試着。
BIORACER(ビオレーサー)
アームウォーマーテンペスト
サイズチャート | S | M | L |
腕周り | 28~30cm | 30~32cm | 32~34cm |
レッグウォーマーテンペスト
サイズチャート | S | M | L |
大腿部 | 40~43cm | 43~46cm | 46~49cm |
ビオレーサーというメーカーは、まだ日本ではそれほど見かけませんが、ベルギーに本社をおくオーダーウェアメーカーです。
自転車大国ベルギーやオランダのナショナルチームにも採用されています。
- 素材 ◎ 高機能保温素材使用。撥水性もあり。
- 厚み ◎ 薄くて肌ざわりもよい
- ジッパー なし
- 値段 アームウォーマー税抜4300円 レッグウォーマー税抜5400円
こちらは実際に試着して購入しています。
まとめ
- アームウォーマー&レッグウォーマーがあると、気温差にも対応できる。
- 各メーカーが競って高機能素材を開発している。
- 特徴を理解して、自分に合ったウォーマーを見つけよう